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チーム相性診断

保存した診断結果からメンバーを選んで(2〜8人)
チームの相性と、一人ひとりの「チームでの役割」を診断します

大人数をグループに分けたい場合は グループ分けツール →

チーム相性診断とは

「良いチームとは、どんなメンバーの集まりか」。この診断は、その問いにメンバー一人ひとりのビッグファイブのデータからアプローチするものです。チームの構成(どういう性格の人がどう組み合わさっているか)とチームの成果の関係は、組織心理学の大きな研究テーマです。2007年、心理学者スザンヌ・ベルが発表したメタ分析(多くの研究をまとめて平均を取る分析)は、その代表格で、チーム全体の性格の「平均値」が成果と結びつきやすいことを示しました(Bell, 2007)。

3行でいうと

チームの成果と結びつきやすいもの

これまでの研究をかみくだくと、5因子ごとにチームへの関わり方の違いが見えてきます。

因子チームとの結びつき
誠実性チーム全体の平均が高いほど成果が出やすい傾向。計画的に、最後までやり切る文化が生まれやすい
協調性いちばん協調性の低いメンバーの値が成果と結びつく。一人でも極端に低い人がいると、チーム全体が苦しくなりやすい
外向性「高ければ良い」わけではない。主導権を取り合う場面では衝突の芽にもなる
神経症傾向メンバー個人の情緒が安定しているほど、その人のチームへの満足度が高い傾向(Peeters et al., 2006)

注目してほしいのは、「平均値」が主役だという点です。「誰か一人が優秀なら大丈夫」「価値観が似ているほどうまくいく」という話ではありません。メンバー全員の性格を平らにならして見たときの、チーム全体の傾きが成果と結びつきやすいのです。

「似た者どうしが良い」は誤り

直感的には「気が合うメンバー(似た者どうし)の集まりが一番うまくいきそう」に思えます。しかし研究の結果はもっと複雑です。ベルのメタ分析では、実際の職場を調べた研究で、誠実性・開放性の「平均」と、協調性の「いちばん低い人の値」が成果と結びつきました。いっぽう実験室で作った即席のチームでは、性格の効果はほとんど見つかっていません(Bell, 2007)。つまり性格が効くのは、長く一緒に働く実際のチームの話です。似た者どうしは話が早い反面、考え方が同じに固まりやすく、違う視点が足りない場面で苦しくなることがあります。逆に、異質なメンバーは衝突も多いぶん、創造的な答えにたどり着きやすい場面があります。「相性の良い組み合わせ」より「組み合わせの特徴を知って工夫すること」が、研究が示す現実的な知恵です。

この診断の測り方

この診断には独自の設問はありません。メンバー一人ひとりがビッグファイブ診断(10問・約3分)を受けて結果を保存しておき、そこから2〜8人を選んでチームを組むと、5因子ごとのチーム平均(みんなの傾き)と、一人ひとりのチームでの役割が表示されます。大人数をグループに分けたいときは、グループ分けツールの利用も案内しています。

ビッグファイブとの関係

この診断は、個人のビッグファイブの結果をチームという単位で読み直す応用です。「自分一人の性格」が「集まったときの化学反応」に変わるのがおもしろいところです。たとえばピータースら(2006)は、学生68チーム310人を調べ、協調性が高い人情緒が安定している人ほど、チームへの満足度が高いことを報告しています。おもしろいのは誠実性で、こちらは「高いほど満足」ではなく、まわりと誠実性が違っているほど満足度が高いという結果でした(Peeters et al., 2006)。同じチームの中でも、満足の感じ方は人それぞれ違う——それも含めて眺められるのが、この診断の特徴です。

よくある誤解

この診断について

出典

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最終更新:2026年8月17日